社員証で情報が漏れる

昼食時などに街中で社員証を見えるようにつけたままにしている人を見かけることは珍しくありませんが、これは情報が漏れる危険性のある行為なので避けなければなりません。
まず、社員証に会社名と自分の氏名や顔写真などが入っているため、これだけでも既に漏れています。
また、それを何も感じずにしているのは本人の危機管理能力が低く、企業もセキュリティ教育を十分に行っていないことの現れです。
危機管理能力が低ければ不特定多数の人がいる場所で機密情報を口にしてしまう危険性があり、社員証からどこの会社であるのかも結び付けられます。
社員証をつけたままにしていると自慢しているのではないか、などの批判的な見方もありますが、そのような表面的なことではなくつけている人の意識にも情報漏洩に繋がる重大な問題があるため、企業は教育を行って外出する際には面倒であってもポケットにしまって他の人に見えなくするなどのセキュリティ意識を持たせましょう。

社員証は身分証代わりになるのか

社員証が身分証の代わりになるかどうかは使用する場所によって異なります。
例えば、行政機関に対して届出や許可申請などの手続きをする際に本人確認書類を提出しなければならない場合は、個人番号カードや国家資格の認定証、運転免許証などといった公的機関が発行しているものでなければ認められないことが非常に多いです。
一方で、消費者金融会社からお金を借りたい場合や公共交通機関の定期券を購入する場合など、民間の業者に対して何らかの手続きをするときだと社員証でも本人確認書類として認めてくれることがあります。
片方の面に社員本人の顔写真が入っていれば、より本人確認書類の代わりに利用できる可能性が高くなるでしょう。
しかし、社員証を本人確認書類として使うことができるような機会はあまり多くはないので、いつ身分証の提出を求められても良いように、ポケットやカバンの中には常に公的機関発行の身分証を携帯して行動するようにしましょう。

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◎2022/10/19

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